大形の木材から必要寸法の材を切り取ること。また、そのために墨掛けすること。

  1. 体裁をつくろうこと。もったいぶること。「—のない性格

  1. (現代語では多く接尾語的に用いる)そのものになったつもりで、それらしく振る舞うこと。「芸術家—」「夫婦—」

    1. 「八人のそこつ者もいっぱし役者の—にて」〈滑・八笑人・四〉

  1. 気だて。性格

    1. 「立居振舞ひ髪容 (かみかたち) 、第一—を大切とし」〈風来六部集・里のをだ巻評〉

  1. 趣向。工夫。

    1. 屏風 (びゃうぶ) の—はどうでごぜんす」〈洒・軽井茶話〉

  1. ようす。感じ。

    1. 「まだどうか夢の覚めぬやうなお—ぢゃ」〈黄・見徳一炊夢〉

出典:青空文庫

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