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[形][文]きぶ・し[ク]中世・近世上方語》
  1. 厳格である。

    1. 「—・い人でよく清規を行はれたぞ」〈百丈清規抄・四〉

  1. 苛酷容赦がない。

    1. 「法が—・ければ」〈史記抄・李斯伝〉

  1. がまんできないほど、ひどい。

    1. 「こがらしの寒い寒い風が—・う吹くほどに」〈中興禅林風月集抄〉

  1. 刺激の強い味である。

    1. 「大人なぶりの骨膾 (なます) ちと酢がすぎて—・からう」〈浄・本領曽我〉

  1. 険しい。

    1. 「坂の—・き事、屏風を立てたるが如し」〈伽・大仏縁起

[補説]シク活用の「きびし」と同語源の語であるが、ク活用の例が多い。
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