きんけいぎく【錦鶏菊】
キク科の一年草または二年草。高さ50〜60センチ。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。夏、周辺が黄色で中心が紫褐色の頭状花を開く。北アメリカ南部の原産。《季 夏》
きんけいしょう【錦鶏障】
錦鶏の絵が描かれている宮中のふすま障子。
きんけいちょう【錦鶏鳥】
「錦鶏」に同じ。
きんけいでんせつ【金鶏伝説】
山中や塚の中に金の鶏が埋められていて、中から鶏の鳴き声が聞こえてくるという伝説。全国に例が多い。
きんけいのま【錦鶏の間】
《錦鶏を描いたふすまがあるところから》京都御所の居間の名。
きんけいのましこう【錦鶏の間祗候】
大日本帝国憲法下の制度で、勅任官を5年以上勤めた者、および勲三等以上の華族や官吏で特に功労のある者に与えられた資格。ときどき錦鶏の間に祗候して、天皇の諮問などに奉答するもの。