九字を切る
九字による秘法を行う。
籤に取る
くじを引いて決める。くじを引く。「みな紙切れに書き分けて、頭弁朝隆朝臣をして—・らせられけり」〈著聞集・四〉
くじかた【公事方】
江戸時代、勘定奉行およびその属僚のうち、司法・警察を分掌したもの。
くじごしんぼう【九字護身法】
九字を切って身を守る法。
くじし【公事師】
江戸時代、当事者に代わって訴訟を進めたり、手続きを指導したりすることを業としていた者。種々の弊害を生じたため、幕府はこれを禁止した。出入り師。
くじしょ【公事所】
昔、訴訟を取り扱い、それを裁いた所。今の裁判所にあたる。公事場。
くじだくみ【公事工】
[名・形動ナリ] 1 何事も訴訟によって解決しようとすること。特に、自分の利益のために理屈をつけて訴訟を起こすこと。「ことさら—して、筋なき事を書き求め」〈浮・織留・三〉 2 いろいろ理屈を言い張るのがうまいこと。また、そのさま。「—なる女、うすき唇を動かし」〈浮・永代蔵・五〉
くじば【公事場】
⇒公事所 (くじしょ)
くじび【公事日】
訴訟裁判が行われる日。「今度の—に、両人ともに参りませい」〈狂言記・内沙汰〉
くじぶぎょうにん【公事奉行人】
鎌倉幕府の職名。政務を奉行した恩沢奉行 (おんたくぶぎょう) ・国奉行などの諸奉行の総称。公事奉行。