1. 曲がって入り込んだ所。また、奥まった所。もののすみ。片隅。「川の―」

    1. 「光到らぬ―もなし」〈樗牛滝口入道

  1. 物陰になっている暗がり。陰になった所。

    1. 「停車場 (ステーシヨン) 前の夜の―に、四五台朦朧と寂しく並んだ車」〈鏡花歌行灯

  1. (「暈」とも書く)色の濃い部分と淡い部分、あるいは、光と陰とが接する部分。また、色の濃い部分。「目の下に―ができる」

    1. 「夕暮れの空の濃い―をいろどっている天王寺のあたりを」〈田村俊子・木乃伊の口紅〉

  1. 隠していること。心に秘めた考え。秘密。

    1. 「人の心の―は映すべき鏡なければ」〈樗牛滝口入道

  1. 隈取り」の略。

  1. 十分でない部分。欠点。

    1. 「その事ぞとおぼゆる―なく」〈・浮舟〉

  1. へんぴな所。片田舎。

    1. 「山里めいたる―などに」〈・橋姫〉

  1. 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグママレーグマなど7種があり、多くの亜種が知られる。日本にはヒグマツキノワグマがすむ。 冬》「餌を欲りて大きな―となって立ち/汀女

  1. 《立ち見席の前に設けられた鉄柵に寄る姿が、檻 (おり) の中の熊に似ているところから》劇場で立ち見する人。

  1. (動植物名の上に付き、接頭語的に用いて)強い、大きいなどの意を表す。「熊蝉 (くまぜみ) 」「熊蜂 (くまばち) 」

[補説]曲名別項。→

《原題、(フランス)L'Oursハイドンの交響曲第82番ハ長調の通称。1786年作曲。パリ交響曲の一。通称は第4楽章に熊のうなり声を連想させる低音が用いられることに由来する。

出典:gooニュース