くること。また、くられた部分。「袖付けの—」

  1. 寺院で、食事を調える建物。庫院 (くいん) 。

  1. 住職やその家族の住む場所

ブナ科の落葉高木。山地に生え、葉は長楕円形で先がとがる。6月ごろ、黄白色のにおいの強い雄花の穂をつけ、その基部に雌花をつける。種子はふつう3個、いがに包まれた実を結ぶ。種子は食用、材は枕木建材に、樹皮・いがは染料に用いる。品種が多く、果樹として栽培。クリ属には12種があり、甘栗で知られるチュウゴクグリや、ヨーロッパグリ・アメリカグリなどがある。 実=秋 花=夏》「—食むや若き哀しき背を曲げて/波郷

  1. 水底によどむ黒い土。黒色の染料に使用される。

    1. 「金 (こがね) の—に黒まず、蓮 (はちす) の水にそまぬが如くなり」〈沙石集・二〉

  1. 涅色 (くりいろ) のこと。

    1. 「—にすれども黒まざるの理なり」〈風流志道軒伝・五〉

  1. 糸などを繰ること。

  1. (ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。

  1. (ふつう「クリ」と書く)謡曲で、曲 (くせ) の序章にあたる、拍子に合わない謡の部分。初めのほうに必ず繰りの音を含む。

  1. かんぐること。察し。

    1. 「女と云ふものは、—の深いもので」〈虎明狂・花子

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年11月