[副]
1 物が軽く続いて回るさま。「―(と)回る風車」
2 いく重にも巻きつけるさま。また、まるめるさま。「包帯を―(と)巻く」
3 丸くて愛らしいさま。くりくり。「目が―(と)してかわいい」
4 休まないで身軽に働くさま。「一日中―(と)働く」
5 方針や考えなどが定まらないさま。「―(と)変わる当局の答弁」
6 滞ることなく物事が行われるさま。すらすら。
「男も女も―とやすらかに読みたるこそ」〈枕・一五八〉
出典:青空文庫
・・・切って、独楽のようにくるくるまわりながら、見る見る中に暗の底へ、まっ・・・ 芥川竜之介「蜘蛛の糸」
・・・、一つ所に集まって、くるくる風に渦を巻いているのが、御眼に止まる事で・・・ 芥川竜之介「妖婆」
・・・を砂の上に卸し、帯をくるくると解いて、衣物を一緒にその上におくと、ざ・・・ 有島武郎「溺れかけた兄妹」