[名]あに。⇔弟 (てい) 
[代]二人称の人代名詞。男子手紙などで親しい先輩友人などに用いる敬称。「—のご健闘を祈る」
[接尾]親しい先輩友人の名などに付けて、敬意を表す。男子手紙などに用いる。「中村—」

罪を犯した者に科せられる法律上の制裁刑罰。「懲役三年の—」「—に服する」

古代中国の玉器の一。長方形板状で先はとがり、天子諸侯を封じた際にしるしとして与え、また、祭祀 (さいし) に用いた。

  1. ある関係をもって、一つのつながりやまとまりをなすもの。系統。「一つの—を形成する」

  1. 名詞に付いて、一つのまとまりのある関係にあることを表す語。「理科—に進む」「外資—の企業」「太陽—」「銀河—」「MKS単位—」

  1. 《鉄道会社によっては「型」または「形」を使う》一つの設計量産された鉄道車両であることを示す記号。「新幹線N700系」のように表示する。

  1. 数学で、一つの定理から容易に導かれる命題

  1. 地質年代に基づく地層区分。地質年代区分の「」に対応し、地層区分「」の下位区分。例えば、中生代の地層は中世界、後期白亜紀の地層は上部白亜区分される。

  1. 生物学で、ある機能に関する器官であることを表す語。「泌尿器—の病気」

[補説]俗語では2発展させて、「ギャル系の話し方」「ビジュアル系バンド」「いかにも体育会系の若者」「癒 (いや) し系」などと用いる。
  1. 数の単位の1万倍。10の16乗。古くは兆の10倍とも。きょう。

  1. 日本の国家プロジェクトの一環として、理化学研究所と富士通により共同開発されたスーパーコンピューター。理化学研究所計算科学研究機構(兵庫県神戸市)に設置され、平成24年(2012)より、ライフサイエンス・新規材料開発・地球変動予測・宇宙物理学など、汎用機としてさまざまな分野活用された。令和元年(2019)8月に運用終了。汎用京速計算機。京速機。京速コンピューター。→富岳

[補説]2は、演算速度が10ペタFLOPS毎秒1京回の浮動小数点演算)であることに由来する。2011年に整備途中段階においてTOP (トップ) 500で第1位、2014年から2018年までGraph (グラフ) 500で第1位を獲得した。

円形・球形などのさしわたしの長さ。直径。「—二〇ミリのパイプ」

二十八宿の一。西方の第一宿。アンドロメダ座から魚座にまたがる一六星をさす。とかきぼし。奎宿。

朝鮮で、李朝時代村落などで広く行われていた相互扶助組織。

  1. 合計。「—三〇万の売り上げ」

  1. はかりごと。計画。「一年の—は元旦にあり」「国家百年の—」

[名]
  1. 大納言中納言・三位以上および四位の参議の人。きょう。

  1. 中国代、天子諸侯臣下で最上位の身分

[代]二人称の人代名詞。
  1. 男子同輩などを、軽い敬意をこめて呼ぶ語。

    1. 「余は—を一廉 (ひとかど) の店の主人にもなさばやと思い居たれど」〈蘆花自然と人生

  1. 君主が親しみを込めて臣下に呼びかける語。

  1. ニッケイの慣用漢名。また、トンキンニッケイ(カシア)の漢名

  1. カツラ別名中国ではモクセイをいう。

  1. 将棋で、「桂馬 (けいま) 」の略。

  1. 《「申し上げる」の意》手紙冒頭に用いる語。「拝啓」より敬意が低い。

  1. 公式令 (くしきりょう) に定められた公文書の一様式。皇太子三后に下から奉る文書。

  1. 上官に奉る文書。

他人をうやまうこと。謹んで物事を行うこと。「—は礼の本なり」

[名]景色。ながめ。その場のありさま。「白一色の冬山の—」
[接尾]助数詞。演劇で、幕をさらに細かく分けた場面を数えるのに用いる。「二幕三—」
  1. 軽自動車」の略。

  1. (他の語の上について)

    1. ㋐一般的なものより軽いことを表す。「—金属」「—機関銃」

    2. 程度が軽いことを表す。また、簡便気軽であることを表す。「—過失」「—演劇

  1. 文字をそろえて書くために、紙上に一定の間隔で引いた線。罫線。「—の入った便箋

  1. 碁盤 (ごばん) などの上に引いた、縦横の筋。

  1. 輪郭界線印刷するために、活字一緒に組む約物の一。表罫 (おもてけい) 裏罫 (うらけい) 飾り罫などがある。「—で囲む」

中国古代の打楽器。枠の中に「へ」の字形の石板をつり下げ角 (つの) 製の槌 (つち) で打ち鳴らすもの。石板が1個だけの特磬と、十数個の編磬とがある。宋代に朝鮮に伝わり雅楽使用。日本では奈良時代以降、銅・鉄製の特磬を仏具に用いる。

ふだんいる部屋居間

「敦光朝臣酒を愛するの間、たえず酒を—の棚に置く」〈古事談

こみち。小径

[名・形動ナリ]怪しいこと。不思議なこと。また、そのものやさま。怪奇。かいい。
  • 「重き—なりとて、牛を陰陽師 (おんみゃうじ) のもとへ遣はすべき由」〈徒然・二〇六〉

〈京〉⇒きょう

〈境〉⇒きょう

〈競〉⇒きょう

出典:青空文庫

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