げんしりょくかいはつりようちょうきけいかく【原子力開発利用長期計画】
⇒原子力長期計画
げんしりょくちょうきけいかく【原子力長期計画】
《「原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画」の通称》日本の原子力利用について、平和利用の堅持、安全の確保を第一とする研究・開発・利用を進めるための基本方針を定めたもの。内閣府の原子力委員会が作成する。昭和31年(1956)に始まり、平成12年(2000)までほぼ5年ごとに改定されていたが、平成17年(2005)に原子力政策大綱が策定され、10年程度の期間を目安とした計画に移行した。原子力開発利用長期計画。
げんしぎんが【原始銀河】
形成の初期段階にある銀河。ビッグバン後の宇宙の初期において、ガスなどの密度の高い領域が自己重力で収縮し、星形成が始まったばかりの銀河を指す。大量の大質量星が短期間に誕生し、非常に明るく輝いていると考えられている。観測面からは、ビッグバンからおよそ数億年以内に形成された非常に遠方の原始銀河が見つかっている。
げんしせいジェット【原始星ジェット】
原始星から放出される細く絞られた高速のプラズマ流。ガスや塵 (ちり) が原始星に集まって円盤状になり、円盤と垂直な方向(原始星の回転軸の両極方向)に吹き出す。磁場とプラズマの相互作用によって加速されると考えられている。速度は毎秒数百キロメートル程度で密度は低い。原始星から離れるに従い、周囲の物質を引きずって低温、高密度な双極分子流となる。この二次的に形成された双極分子流を原始星ジェットと呼ぶこともある。
げんしたいようけいえんばん【原始太陽系円盤】
太陽系天体誕生の前段階にあったとされる太陽周囲の濃いガスと塵 (ちり) からなる円盤。原始星円盤の名残であり、円盤の中では直径10キロメートル程度の微惑星が形成され、衝突や合体を繰り返して原始惑星や惑星に進化したと考えられている。現在の小惑星帯よりも内側では岩石や金属などの比率が高い地球型惑星が作られ、外側では質量が大きくガスの比率が高い木星型惑星ができ、外縁部には微惑星などが太陽系外縁天体としてそのまま残ったとされる。また、他の恒星の惑星系の場合は原始惑星系円盤と呼ばれる。原始太陽系星雲。
げんしたいようけいせいうん【原始太陽系星雲】
⇒原始太陽系円盤
げんしろあつりょくようき【原子炉圧力容器】
原子炉の中心部である炉心を格納する、カプセルのような形をした容器。軽水炉では、発電効率を高めるため、高温・高圧に耐える鋼鉄製の容器が用いられる。万一、炉心に異常が生じた場合、放射性物質が外部に漏れないよう閉じ込める役割も担う。五重の壁の第三の壁にあたる。容器内の圧力は加圧水型原子炉では157気圧、沸騰水型原子炉では70気圧程度。冷却装置などとともに原子炉格納容器に収納されている。原子炉容器。圧力容器。
げんしろようき【原子炉容器】
⇒原子炉圧力容器
げんしわくせい【原始惑星】
原始惑星系円盤の中で形成される惑星の前段階にあたる天体。直径10キロメートル程度の微惑星が衝突や合体を繰り返し、月程度の大きさになったものを指す。この原始惑星を核としてさらに周囲の微惑星が集まり、惑星へと成長すると考えられている。
げんしわくせいけいえんばん【原始惑星系円盤】
恒星誕生の前段階にあたる牡牛座T型星の周囲にある濃いガスと塵 (ちり) からなる円盤。原始星円盤の名残であり、円盤の中では直径10キロメートル程度の微惑星が形成され、衝突や合体を繰り返して原始惑星や惑星に進化すると考えられている。また、太陽系の場合は原始太陽系円盤と呼ばれる。原始惑星系星雲。