こうがいおん【口蓋音】
音声学で、舌と口蓋で調音される音。前舌面と硬口蓋で調音されるものを硬口蓋音、後舌面と軟口蓋で調音されるものを軟口蓋音という。
こうがいか【口蓋化】
音声学の用語。[i]のような前舌の母音あるいはこれに類する[j]に近接する音が同化されて、前舌面が硬口蓋に近づく現象。キ[ki]の舌の位置がカ[ka]よりも前であることや、歴史的にタ行のチが[ti]から[tʃi]に変化したのがその一例。
こうがいきょういく【校外教育】
図画の屋外写生、社会科・理科の実地調査など、校外で行う教育。校外授業。
こうがいけんこうひがいほしょうほう【公害健康被害補償法】
《「公害健康被害の補償等に関する法律」の略称》大気汚染または水質汚濁として指定された地域に一定期間在住または通勤して気管支喘息などにかかり、公害病患者と認定された人に医療費を支給し、失われた利益を補償することを定めた法律。昭和49年(1974)施行。公健法。
こうがいこつ【口蓋骨】
口蓋後部と鼻腔後部の外側壁とをつくる、扁平 (へんぺい) な左右一対の骨。
こうがいざい【公害罪】
公害によって人の生命・健康に看過できない脅威を及ぼすものを内容とする罪。昭和46年(1971)施行の「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」によって設けられ、故意犯と過失犯とに分かれる。
こうがいさいばん【公害裁判】
公害の被害者が、損害賠償や公害原因の除去を求めて起こす裁判。
こうがいしどう【校外指導】
児童や生徒の学校外での生活指導。遠足・社会見学・修学旅行なども含むが、主に日常生活を対象とする。
こうがいすい【口蓋垂】
軟口蓋の後方中央から垂れ下がる円錐形の突起。懸壅垂 (けんようすい) 。のどちんこ。
こうがいぜきしょう【笄石菖】
イグサ科の多年草。水田や湿地に生え、高さ約30センチ。茎は直立し、上方で分枝する。葉は扁平な線形で先がとがる。夏、淡緑色の小花をつける。