口からのどまでの空洞部分。口の中。

[補説]医学では慣用的に「こうくう」という。

工業高等学校」の略。

[名](スル)
  1. 悪事などが盛んに行われること。

    1. 賄賂—し」〈津田真道訳・泰西国法論〉

  1. 公然と振る舞うこと。横行。

    1. 盗賊—して」〈福沢福翁百話

  1. 書物などを刊行すること。

    1. 「活字版を用いて書を—する」〈柳河春三編・万国新話〉

  1. 大名。諸侯

  1. 公爵侯爵

  1. てがら。功績

  1. ききめ。

[名](スル)男女、または雌雄がまじわること。性交交合

こうぐち(坑口)」に同じ。

未解決の問題などを、あとで考えること。また、後代の人の考え。「—を俟 (ま) つ」

[名](スル)野球など攻撃防御とを交互に行うスポーツの試合で、攻撃順番があとであること。また、そのチーム。あとぜめ。⇔先攻
  1. 同一文書の、あとの方にある条項項目。「—で詳述する」⇔前項

  1. 数学で、比abにおけるbのこと。⇔前項

在位中の天皇が亡くなった先代の天皇を言う語。

漬物。香の物。こうこ。

[名](スル)船舶や航空機が航路を行くこと。「太平洋を—する船」

煎茶点前 (てまえ) に用いる火箸 (ひばし) 。

高等学校」の略。「普通—」

《ひなのくちばしが黄色いところから》年が若く経験が浅いこと。また、その人。

港の出入り口。

常温では固形で、加温軟化して皮膚粘着させて用いる外用剤。硬膏薬。硬膏剤。⇔軟膏

炭素の含有量が0.6〜1.5パーセントの鋼。軸・レール・工具などに使用。高炭素鋼。

鉱山炭鉱で、調査採掘のために掘った穴。

《「膏」は心臓の下部、「肓」は隔膜上部

  1. からだの奥深いところ。ここに病気が入ると治らないという。

  1. 漢方経穴 (けいけつ) の一。背中の第4胸椎下から、大人で約6センチの所。

[補説]「こうもう」は誤読

《「鴻」は大きい、「荒」は遠い、の意》大昔太古

「大古—の世はいずれも載籍 (しょもつ) なく」〈青木輔清訳・万国奇談〉

大きなみぞ。転じて、大きな隔たり。

利害の—がある」〈漱石吾輩は猫である

[形動タリ]しだいに進んでいくさま。また、どこまでも歩いていくさま。
  • 「—として重ねて—たり」〈海道記・序〉
[名・形動](スル)
  1. 子として親を大切にすること。また、そのさま。親孝行。「—な息子」「親が元気なうちに—する」

  1. 親に対するのと同じように、人を大切に扱うこと。「奥さん—」

[ト・タル][文][形動タリ]日光の明るいさま。
[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 水がみなぎり広がっているさま。

    1. 「大海哮 (た) けり、—又—たり」〈蘆花自然と人生

  1. 果てしなく広々としているさま。「—として静かな天」

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 光が明るく輝くさま。

    1. 洋灯 (ランプ) が—と輝いて居る」〈独歩・忘れえぬ人々〉

  1. 気にかかることがあって、心が安らかでないさま。

    1. 「転 (うた) た—と神 (しん) すみ…眠りも得やらず」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

[ト・タル][文][形動タリ]
  1. 白く光り輝くさま。清らかなさま。

    1. 「障子に映る—たる月影に」〈木下尚江良人の自白

  1. 何もなく広々としているさま。

    1. 「余る所は—冽々たる空霊の気だけになる」〈漱石吾輩は猫である

[ト・タル][文][形動タリ]きらきらと輝くさま。明るく照るさま。「—たる星の輝き」「電球が—と輝く」
[ト・タル][文][形動タリ]《「鏗」は金石の打ち合う音の意》鐘の音などが鳴りわたるさま。
  • 「浅草寺の明 (あけ) 六つの鐘が、—と鳴り渡って居る」〈菊池寛・蘭学事始〉

[副]

  1. キツネの鳴き声を表す語。こんこん。

    1. 「狐々と呼びければ、—と鳴きて」〈今昔・二七・四〇〉

  1. 鶏の鳴き声を表す語。

    1. 「鶏の蹴合ふまねをせい。…—こう、こきゃあ、—」〈虎寛狂・二人大名

《「かくかく」の音変化》

[副]ある事柄を概括的に指し示すのに用いる。これこれ。かようかよう。「—こういうわけで来られなかった」「—しかじかの事情
[感]呼びかけの語。これこれ。
    1. 「—、おめえ夕べは大酒屋か」〈滑・浮世風呂・二〉

出典:青空文庫

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