2 室町時代、民間に行われた手拍子や一節切 (ひとよぎり) を伴奏とする短い歌謡。
3 江戸時代、地歌などの芸術的歌曲に対して、2の流れを引く、巷間で流行した短い歌謡の総称。
4 能・狂言の中で、室町時代の俗謡を取り入れた部分。
出典:青空文庫
・・・八郎と云う男が作った小唄の話をしてやった。何がどうとかしてござり・・・ 芥川竜之介「田端日記」
・・・れたも好いものを、と小唄で澄まして来る。皆足どりの、忙しそうに見・・・ 泉鏡花「妖術」
・・・真に苦も荷もない声で小唄をうたいつつ台所に働いている。兄夫婦や満・・・ 伊藤左千夫「隣の嫁」