太閤検地のこと。慶長元和(1596〜1624)以降検地を新検というのに対する語。享保11年(1726)に新検地条目が制定されてからは、それ以前検地をすべて古検、以降のを新検と称した。

昔の賢人。「—の格言に学ぶ」

《「沽」は売る意》

  1. 土地山林家屋などの売り渡しの証文。沽却状。沽券状。

  1. 人の値うち。体面。品位。

  1. 売値

    1. 「そんなら惣地代 (そうぢだい) で—はいくら」〈滑・膝栗毛・二〉

ひとふりの剣。また、1本の剣だけで、他の武器を持たないこと。

[補説]書名別項。→孤剣

つくられてから長い年月を経た硯 (すずり) 。古墨 (こぼく) 同様に古いほど珍重される。

藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第2作。昭和53年(1978)から昭和55年(1980)、おもに「小説新潮」誌に断続的に連載。単行本は昭和55年(1980)に刊行

出典:青空文庫

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2023年11月