[名]
  1. 古い時代大昔。いにしえ。「—の物語

  1. 歴史の時代区分の一。原始時代中世との間。日本史では、一般奈良時代平安時代をさすが、大和政権時代を含むこともある。世界史では、原始社会のあと、封建社会成立までの時代をいう。

[名・形動ナリ]
  1. 古めかしいこと。また、そのさま。古風。昔風。

    1. 「—なる人ありて、なほ、とかしこまりて書かすれば」〈かげろふ・上〉

  1. 年寄りじみていること。また、そのさま。

    1. 「其の比ほひまでは人の心も—なりけるに」〈今昔・二九・一二〉

[名・形動](スル)
  1. 実際以上に大げさに言ったり考えたりすること。また、そのさま。「—な宣伝」「—に考える」

  1. 誇ること。自慢すること。過信すること。

    1. 自分を—して取り返しのつかない死出の旅をしないでいてくれ」〈有島生れ出づる悩み

出典:青空文庫

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