1 せきをするときの声を表す語。
2 狐の鳴き声を表す語。
3 固い物が軽く打ち当たったときに発する音を表す語。「扉を—(と)ノックする」
4 雪や雨などがさかんに降るさま。
「—にでも欺されたようで」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉
出典:青空文庫
・・・の暮の僧にて候 雪やこんこん、あられやこんこんと小褄にためて里の小娘・・・ 著:井原西鶴 訳:宮本百合子「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
・・・んでくれるようにと、こんこんとたのみましたが、船頭はいやがって、がん・・・ 鈴木三重吉「大震火災記」
・・・には、何時間となく、こんこんと眠りつづけています。目も急にか・・・ 鈴木三重吉「やどなし犬」