
こんごういわお【金剛巌】
[1886〜1951]能楽師。シテ方金剛流。京都の生まれ。本名、岩雄。23世宗家金剛右京の没後、シテ方四流家元の推挙によって新宗家(通称、野村金剛)をたて、初世となる。
こんごういんこ【金剛鸚哥】
インコ科の鳥。全長36〜95センチの大形で、くちばしが大きく、尾が長い。赤・黄・青の鮮やかな羽色をしている。コンゴウインコ属にはルリコンゴウ・ミドリコンゴウなど16種が知られ、中南米に分布。
こんごううきょう【金剛右京】
[1872〜1936]能楽師。シテ方金剛流23世宗家。東京の生まれ。幼名、鈴之助。大胆華麗な演技で早技にも長じていたが、大和猿楽坂戸座から続く家筋の坂戸金剛を廃絶させた。
出典:青空文庫
・・・―近藤君もしっかりと金剛座上に尻を据えて、死身に修業をしなければ・・・ 芥川竜之介「近藤浩一路氏」
・・・……門も朱塗だし、金剛神を安置した右左の像が丹であるから、いずれ・・・ 泉鏡花「夫人利生記」
・・・――南無大師、遍照金剛ッ! 道の左右は人間の黒山だ。お捻の雨が降・・・ 泉鏡花「山吹」