ごようおさめ【御用納め】
各官公庁で、その年の執務を終わりにすること。また、その日。ふつうは12月28日。《季 冬》⇔御用始め。
ごようがかり【御用掛(か)り】
もと、宮内省などの命を受けて用務を担当する職。また、その職の人。
ごようがくしゃ【御用学者】
時の政府・権力者などに迎合して、それに都合のよい説を唱える学者。
ごようきき【御用聞き】
1 商店などで、得意先の用事・注文などを聞いて回ること。また、その人。「酒屋の—」 2 《政府の公用を承る者の意から》江戸時代、官から十手・捕縄を預かり、犯人の捜査・逮捕に当たった民間の者。岡っ引き。目明かし。
ごようきしゃ【御用記者】
御用新聞の記者。
ごようきん【御用金】
江戸時代、幕府・諸藩が財政の不足を補うため、臨時に御用商人などに課した賦課金。
ごようくみあい【御用組合】
使用者から経済的援助を受けたり、使用者の意向に従って動いたりする自主性のない労働組合。会社組合。
ごようし【御用紙】
1 御用新聞。 2 江戸時代、幕府に納めた特漉きの紙。また、大名などに納めた紙。
ごようしょうにん【御用商人】
1 宮中・官庁などへ用品を納めることを認可された商人。御用達 (ごようたし) 。 2 江戸時代、幕府・諸藩に出入りを許されて用品納入や金銀の調達などをした特権商人。御用達。
ごようしんぶん【御用新聞】
時の政府の保護を受けて、その政策の擁護・宣伝になるような報道に努める新聞。