さくらごろも【桜衣】
桜襲 (さくらがさね) の衣。《季 春》
さくらし【さくら市】
⇒さくら
さくらし【佐倉市】
⇒佐倉
さくらじょう【佐倉城】
千葉県佐倉市にあった城。土井利勝が慶長16年(1611)から元和2年(1616)にかけて築城。現在、跡地に国立歴史民俗博物館が建つ。
さくらずみ【佐倉炭/桜炭】
千葉県佐倉地方に産するクヌギからつくる炭。上質とされ、茶の湯などに用いられる。 [補説]「桜」は当て字。
さくらぜんせん【桜前線】
日本国内各地の桜、特にソメイヨシノの開花日をつないだ線。3月中旬に九州や四国南部から北上を始め、5月上旬に北海道に至る。天気図の前線に似るところからの名。
さくらそう【桜草】
1 サクラソウ科の多年草。低湿地に自生。葉は根際につき、楕円形で、縁が浅く裂けている。初春、花茎を出し、桜の花に似た紅紫色の5弁の花を数個開く。観賞用に栽培され、多くの品種がある。 2 サクラソウ科サクラソウ属の植物の総称。野生のものには紫色の花が多いが、園芸品種には白・黄・紅などいろいろある。《季 春》「葡萄 (ぶどう) 酒の色にさきけり—/荷風」→プリムラ
さくらそうごろう【佐倉惣五郎】
江戸前期の下総 (しもうさ) 佐倉領の義民。本名、木内惣五郎。印旛郡公津 (こうづ) 村の名主。領主の重税を将軍に直訴して処刑されたという。江戸後期、実録本・講釈などによって広く世人に知れ渡るようになった。生没年未詳。佐倉宗吾。
さくらだい【桜鯛】
1 桜の花が盛りのころ、産卵のため内湾の浅瀬に群集するタイ。瀬戸内海沿岸で特にいう。花見鯛。《季 春》「俎板 (まないた) に鱗 (うろこ) ちりしく—/子規」 2 スズキ目ハタ科の海水魚。全長約20センチ。体は卵形で側扁し、雄は鮮紅色。桜の咲くころが産卵期で、内湾の浅瀬に群集する。本州中部以南に産し、食用。
さくらたで【桜蓼】
タデ科の多年草。水辺に生え、高さ50〜70センチ。秋、淡紅色の花を穂状につける。花びらはなく、萼 (がく) が花びら状になる。