さ‐まよ・う〔‐まよふ〕【さ迷う／彷^＝徨う】

の解説

［動ワ五（ハ四）］

1. １ あてもなく歩きまわる。また、迷って歩きまわる。「盛り場を—・う」「奥深い山中を—・う」

1. ２ 1か所にとどまらず、あちこち動く。「生死の境を—・う」「雲が空を—・う」

1. ３ 心が安定しないでいる。判断に迷う。

   1. 「色めかしう—・ふ心さへ添ひて」〈源・真木柱〉

[補説]「さ」は接頭語というが、方向を表す「さま」に、「いさよう」「ただよう」などの「よう」のついたものとも。

関連語

• ほっつく
• ぶらつく
• 徘徊(はいかい)
• 彷徨(ほうこう)

さまよ・う〔さまよふ〕【^▽吟ふ／呻^＝吟ふ】

の解説

［動ハ四］嘆きうめく。呻吟 (しんぎん) する。

• 「春鳥の—・ひぬれば嘆きもいまだ過ぎぬに」〈万・一九九〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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