平織り地に、稲妻菱垣 (ひしがき) ・卍 (まんじ) などの模様を斜文織りで表した光沢のある絹織物。中世末ごろから江戸初期にかけて多く用いられた。さあい。さあや。

[補説]語源は、ポルトガル語のsaia(スカート)からともいう。

マメ科植物の種子を包んでいる殻。

  1. 刀剣類の刀身部分を納めておく筒。刀室 (とうしつ) 。

  1. 筆や鉛筆などの先端保護するためにかぶせる筒。キャップ。

  1. 堂・蔵・牢 (ろう) などの外囲い。「—堂」

  1. 値段利率の差・開き。売り値と買い値との差や、ある銘柄の相場間の値段の開きなどをいう。「—でもうける」「利—」

[副]

  1. (多く「に」を伴って用いられる)はっきりとしたさま。

    1. 足柄のみ坂に立して袖ふらば家 (いは) なる妹は—に見もかも」〈・四四二三〉

  1. 清らかにすがすがしいさま。

    1. 菅畳いや—敷きて」〈・中・歌謡

  1. 音色が澄んで響くさま。さやさや。

    1. 「鈴は—振る藤太巫女 (みこ) 」〈梁塵秘抄

  1. 音が静けさを乱して響くさま。ざわざわ。

    1. 「あしひきのみ山も—に落ち激 (たぎ) つ」〈・九二〇〉

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2023年11月