さわだしょうじろう【沢田正二郎】
[1892〜1929]俳優。滋賀の生まれ。文芸協会・芸術座を経て、新国劇を創立。剣劇で大衆的人気を博し、「沢正 (さわしょう) 」の愛称で親しまれた。
さわだなたり【沢田名垂】
[1775〜1845]江戸後期の国学者。会津藩士。和漢の学に精通し、藩命により「新編会津風土記」の編纂 (へんさん) に従事した。著「家屋雑考」など。
さわだふじこ【沢田ふじ子】
[1946〜 ]小説家。愛知の生まれ。高校教師、京都の西陣織工を経て作家活動に入り「石女 (うまずめ) 」で注目される。短編「寂野 (さみしの) 」と長編「陸奥甲冑記 (みちのくかっちゅうき) 」で吉川英治文学新人賞受賞。他に「天平大仏記」「天空の橋」など。
出典:青空文庫
・・・「それから今夜は沢田を呼んで、見本の説明の順序をよく作っておいて・・・ 国木田独歩「疲労」
・・・また学校では、受持の沢田先生が、綴方のお時間にあの雑誌を教室に持・・・ 太宰治「千代女」
・・・かえりには大森の沢田屋でカニをたべ、賑やかなのにびっくり致しまし・・・ 宮本百合子「獄中への手紙」