[形][文]しをら・し[シク]《「しお(萎)れる」の形容詞化か》
  1. 控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。「お見合いの席で―・く振る舞う」

  1. かわいらしい。可憐である。「岩陰に小花が―・く咲く」

  1. けなげである。殊勝である。「いつもは腕白な子が―・いことを言う」

  1. 上品で優美である。

    1. 「紙幣いくらか取出して小菊の紙に―・く包みて」〈一葉十三夜

  1. (反語的に)こなまいきで、かんにさわるさま。こざかしい。

    1. 「―・しき有財餓鬼 (うざいがき) 、この世の暇 (いとま) 取らさん」〈浄・廿四孝

[派生]しおらしげ[形動]しおらしさ[名]

出典:青空文庫