《上代東国方言》父 (ちち) 。
「月日 (つくひ) やは過ぐは行けども母 (あも) —が玉の姿は忘れせなふも」〈万・四三七八〉
《歳・月・日・時の始めの意》1月1日。元日。
しかばね。死体。「—累々 (るいるい) 」
小便をいう幼児語。しっこ。しい。
「私生子 (しせいし) 」に同じ。
家を継ぐべき子。あととり。
《「肉 (しし) 」と同語源で、それをとる獣をいう》
1 けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪 (いのしし) ・鹿 (しか) 。《季 秋》
2 「猪狩 (ししが) り」の略。
「ことに—の上手にて、力のつよきこと」〈曽我・四〉
出典:青空文庫
・・・彼は丁度獅子のように白い頬髯を伸ばした老人だった。のみならず僕も・・・ 芥川竜之介「歯車」
・・・つれて行ってしまう。獅子や鰐のいるアフリカへ、(そこの芝わたしは・・・ 芥川竜之介「三つの宝」
・・・彼は純金の獅子を立てた、大きい象牙の玉座の上に度々太い息を洩らし・・・ 芥川竜之介「三つのなぜ」