死屍に鞭打つ
《伍子胥 (ごししょ) が、楚 (そ) の平王の死体を鞭打って父兄の恨みを晴らしたという、「史記」伍子胥伝の故事から》死んだ人の言行を非難する。屍 (しかばね) に鞭打つ。
肉が付く
肥えふとる。「腹に—・く」
志士苦心多し
《陸機「猛虎行」から》志士は、簡単にはその志を変えないために、こと志と違って苦労することが多い。
志士仁人は生を求めて以て仁を害するなし
《「論語」衛霊公から》志士や仁者は、自分が生存するために、人の道に背くようなことはしない。
獅子身中の虫
《獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫の意》 1 仏徒でありながら、仏法に害をなす者。 2 組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者。 [補説]「獅子心中の虫」と書くのは誤り。
獅子に鰭
強いものが有利な条件を得て、ますます強くなることのたとえ。鬼に金棒 (かなぼう) 。
獅子に牡丹
堂々たる獅子の姿に、華麗な牡丹の花を配した図柄。取り合わせのよいもののたとえ。
獅子の子落とし
《獅子は、子を生むとその子を深い谷に投げ落とし、よじ登って来た強い子だけを育てるという言い伝えから》自分の子に苦難の道を歩ませ、その器量を試すことのたとえ。
獅子の歯噛み
獅子が恐ろしい形相で怒ること。ひどく怒ることのたとえ。
獅子の分け前
《「イソップ物語」から》強者が、弱者を働かせて得た利益を独占すること。