上代は「しつ」》カジノキなどを赤や青の色に染め、縞や乱れ模様を織り出した日本古代の織物。綾布 (あやぬの) 。倭文布 (しずぬの) 。倭文織 (しずお) り。しずり。しどり。

「ちはやぶる神の社 (やしろ) に照る鏡—に取り添へ」〈・四〇一一〉

[補説]異国の文様に対する意で、「倭文」の字を当てたという。
[名]卑しいこと。身分の低い者。
    1. 貴人 (あてびと) 、—が身何の変わりたる所あるべき」〈藤村・春〉

[代]一人称の人代名詞。拙者。わたし。江戸時代に幇間 (ほうかん) などが用いた。
    1. 「君さへ合点なさるれば、—が聟になるぢゃげな」〈浄・卯月の紅葉

おもり。おもし。

「結びめ後に綷目 (くけめ) のすみに鉛の—を入れ」〈浮・一代男・四〉

[動ダ下二]たらす。下げる。
  • 「後れにし人を偲はく思泥 (しで) の崎木綿 (ゆふ) 取り—・でて幸 (さき) くとそ思ふ」〈・一〇三一〉
語素名詞の上に付いて、静かな、落ち着いている、静まっているなどの意を表す。「—心」

sudden infant death syndrome》⇒乳幼児突然死症候群

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年10月