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  1. シノブ科の多年生のシダ。山中の岩や樹木着生根茎は褐色の鱗片 (りんぺん) を密にかぶり、葉身は三角形で細かく裂ける。江戸時代から根や茎を丸めて釣り忍として観賞用にする。しのぶぐさ。 夏》「大岩にはえて一本—かな/鬼城

  1. ノキシノブ別名

  1. 襲 (かさね) の色目の名。表は薄い萌葱 (もえぎ) 、裏は青。秋に用いる。

  1. 忍髷 (しのぶわげ) 」の略。

  1. 忍摺 (しのぶず) り」の略。

    1. 「—のみだれやとうたがひ聞こゆることもありしかど」〈・帚木〉

福島県北方にあった旧郡名。現在は福島市の一部上代、今の伊達 (だて) 郡とともに信夫国を形成していた。

上代は上二段活用。平安時代になって「偲 (しの) ぶ」と混同し、四段にも活用

[動バ五(四)]
  1. つらいことをがまんする。じっとこらえる。耐える。「恥を—・んで申し上げます」「不便を—・ぶ」

  1. 自分存在や行いを、人に気付かれないようにする。外から見えないようにして身を置く。隠れる。「人目を—・んで通う」「—・ぶ恋」「世を—・ぶ」「物陰に—・ぶ」

[可能]しのべる
[動バ上二]
  1. (現代語に残存したものとして、ふつう「…にしのびず」「…にしのびない」など打消しの語を伴った形で用いる)救ってやりたい、捨てるに惜しい、といった気持ちを現したいのを押さえる。こらえる。「正視するに—・びず」「たっての願いを断るのは—・びないが」→しのびない

  1. 1に同じ。

    1. 「人目多み目こそ—・ぶれすくなくも心のうちにわが思はなくに」〈・二九一一〉

  1. 2に同じ。

    1. 惟光の朝臣、例の—・ぶる道はいつとなくいろひつかうまつる人なれば」〈・松風〉

上代は「しのふ」で、ハ行四段活用。平安時代になって、「忍ぶ」(本来は上二段活用)と混同して「しのぶ」となり、上二段にも活用

[動バ五(四)]
  1. 過ぎ去った物事や遠く離れている人・所などを懐かしい気持ちで思い出す。懐しむ。「故郷を—・ぶ」「先師を—・ぶ」

  1. 心引かれて、思いをめぐらす。慕わしく思う。「人となりが—・ばれる」「人柄を—・ばせる住まい」

  1. 物の美しさに感心し味わう。賞美する。

    1. 秋山の木の葉を見ては黄葉 (もみち) をば取りてそ—・ふ」〈・一六〉

[動バ上二]1に同じ。
    1. 「なき人を—・ぶる宵のむら雨に」〈・幻〉

出典:青空文庫

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