本道から分かれた道。わかれみち。えだみち。

  1. 代わりをするもの。代用。「霊 (たま) —」

    1. 「丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、道ばたにつみ重ねて、薪の—に売っていた」〈芥川羅生門

  1. ある物の代わりとして出される品や金銭。「飲み—」「身の—」

    1. 「これを—に言訳して、と結構な御宝を」〈鏡花・草迷宮〉

  1. 材料となるもの。「雪—水」

  1. 何かをするための部分場所。「糊 (のり) —」「縫い—」

  1. 田。田地。「—をかく」「苗—」

  1. 上代中世田地面積を測るのに用いた単位。1段の50分の1。

  1. 雪のような色。物がすべての光線一様反射することによって、目に感じられる色。「—のワイシャツ」

  1. 碁石の白いほうの石。また、白い石を持つほう。⇔

  1. 紅白試合などで、白い色をしるしにするほうの側。「赤勝て、—勝て」

  1. 何も書き入れてないこと。また、そこに何も印刷してないこと。空白。「答案用紙はまだ—だ」

  1. 犯罪事実がないものと認められること。また、その人。潔白無罪。「筆跡鑑定から—と出た」⇔

  1. ブタの腸管を串ざしにしたもので焼き鳥の一種。

  1. 敵襲を防ぐための軍事施設。古代には朝鮮蝦夷 (えぞ) 対策のために築かれ、中世には自然の要害を利用した山城 (やまじろ) が発達したが、このころのものは堀・土塁・柵 (さく) などを巡らした簡単施設であった。戦国時代以降政治経済の中心地として平野に臨む小高い丘や平地に築かれて城下町が形成され、施設天守中心とした堅固なものとなった。き。じょう。「—を明け渡す」

  1. 他人の入って来られない自分だけの領域。「自分の—に閉じこもる」

[補説]書名別項。→

原題(ドイツ)Das Schloßカフカの長編小説。未完。著者没後、友人マックス=ブロートが遺稿のノートを整理して1926年に出版。測量士のKが城の主に雇われるが、どうしても城の内部にたどり着くことができぬまま村に留まり続ける不条理小説。

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2023年12月