2 江戸中期、京都の石田梅岩 (いしだばいがん) が唱えた平易な実践道徳の教え。神道・儒教・仏教の三教を融合させ、人間の本性を説き、善を修め心を正しくすることを唱導。手島堵庵 (てじまとあん) ・中沢道二・柴田鳩翁 (しばたきゅうおう) らに受け継がれて全国に広まった。石門心学 (せきもんしんがく) 。
出典:青空文庫
・・・る夜五六人の友人と、神学上の議論をして、引用書が必要になったもの・・・ 芥川竜之介「二つの手紙」
・・・心耳を打って居ます。神学と伝説から切り放された救世の姿がおぼろな・・・ 有島武郎「『聖書』の権威」
・・・を楽む、就中、好んで心学一派のごとき通俗なる仏教を講じて、遍く近・・・ 泉鏡花「半島一奇抄」