心の中で思いめぐらすこと。心中の工夫。

「其本は皆中等の地位にある学者の—に成りしもののみ」〈福沢学問のすゝめ

仏語。不変な心の本性。すべての人間が生まれながらにもっている本性。

  1. 心に受ける印象。人から受ける感じ。「—をよくする」

  1. 訴訟上の要証事実に対して形成される裁判官の主観的な認識確信

心の中に描き出される姿・形。心に浮かぶ像。イメージ。「—風景

家来とめかけ。転じて、主君従属する者。

「戦わずに敵の—となるよりは」〈魯庵社会百面相

  1. 身の上。一身上のこと。しんじょう。

  1. 財産資産身代 (しんだい) 。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」

  1. 給金。芝居関係者の間で用いられた語。

    1. 身分だの—だのは…売出しの花形には及ばないまでも」〈万太郎春泥

  1. しんじょう(身上)2」に同じ。

    1. 「成るほど此話しを聞かして下さらぬが旦那様の—で」〈一葉・この子〉

  1. 身分地位家柄

    1. 「足軽大将から下の—の人のなさるべき儀なり」〈甲陽軍鑑・四〇〉

  1. 身の上に降りかかる災い。一大事。

    1. 羽織へ染 (しみ) でもつけてみろ、—だあ」〈滑・七偏人・二〉

[名](スル)競技などで、かろうじて勝つこと。「接戦の末、四対三で—した」→楽勝1

あかし。しるし。証拠

立法の権あることの—と為して」〈中村訳・西国立志編

功績のある者に必ず賞を与えること。「—必罰

  1. 天から与えられる不老不死の飲み物。甘露

  1. 神に供える飲み物。

それにまちがいないと断定された病気。真性

教養・品位を備えた一流の商人。

「今は—とて世に知られたる…如きも」〈蘆花不如帰

[名](スル)震え上がって恐れること。震恐。震慴 (しんしょう) 。
[名](スル)震えおののくこと。震悚 (しんしょう) 。

出典:青空文庫

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