1. 不老不死で、神通力をもつ人。仙人。「—譚 (たん) 」

  1. (神仙)《「しんぜん」とも》日本音楽の十二律の一。基音壱越 (いちこつ) より一〇律高い音で、中国の十二律の無射 (ぶえき) 洋楽のハ音にあたる。

神に祈って神意を伺い、吉凶を占うこと。亀卜 (きぼく) や各種の年占 (としうら) など。

《古くは「しんぜん」》

  1. 神がいるという泉。

  1. 神苑にある泉。霊妙な泉。

神祇 (じんぎ) に供える飲食物。水・酒・穀類・魚・野菜果実など。御食 (みけ) 。供物

《「震顫」「振顫」とも書く》不随意運動の一つ。意思とは無関係に生じる律動的な細かい振動運動(ふるえ)のこと。振動の大きさ・速さ・発生状況などで分類される。ストレス・不安疲労甲状腺機能亢進・アルコールの離脱症状などでも生じるが、日常生活に支障がある場合や、重症分類される場合は薬物治療を行う。

[補説]姿勢時振戦(字を書く時などに軽度に手がふるえる)や本態性振戦(原因不明で主に手や足が速く細かくふるえる)は高齢者に生じることが多い。安静時振戦(睡眠時など筋肉安静時に生じる荒くゆっくりとしたふるえ)はパーキンソン病の主症状の一つとされ、大脳基底部の神経細胞障害によるものとされる。脳血管障害など脳疾患の後遺症として生じる場合は、大脳一部電極を埋め込む脳深部刺激療法(DBS)などの治療が行われる。
[名](スル)《「しんぜん」とも》
  1. 液体がしみ込んで、それに染まること。

  1. 浸透して感化されること。また、感化すること。

    1. 王政の時より仏道久しく人心に—し」〈田口日本開化小史

  1. 染料の溶液の中に、織物・織り糸などを浸して染め上げる染色法。→捺染 (なっせん) 

  1. はりといと。また、針仕事。裁縫

  1. はりがね。

中国広東省中南部の市。深圳河を境に香港のある九竜半島に接する。シェンチェン。

  1. 深いことと、浅いこと。深さの程度。「愛情の—を推し測る」

  1. 色の濃いことと、薄いこと。濃淡

新しい船。新造船。

  1. 新たに鋳造発行された銭。

  1. 室町末期以降、中国の銭を模して日本で鋳造した悪質貨幣

  1. 寛永通宝のこと。

    1. 「—二百貫調へ、空尻 (からじり) 馬に付けて」〈浮・永代蔵・四〉

鉄道などの新しい路線

[名](スル)新たに選ぶこと。特に、新たに編纂 (へんさん) すること。また、その書物
  1. ふるえること。

  1. 《医学用語》「振戦」に同じ。

[名・形動]

  1. 魚・肉・野菜などが、新しくて生き生きとしていること。また、そのさま。「—なくだもの」

  1. 汚れがなく、澄みきっていること。また、そのさま。「山の—な空気を吸う」

  1. 物事に今までにない新しさが感じられるさま。「—な感覚の絵」

[派生]しんせんさ[名]しんせんみ[名]

心臓の下方にある丸みを帯びた尖端部。→心底

出典:青空文庫

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