しんりょうじょ【診療所】
《「しんりょうしょ」とも》医師・歯科医師が診察・治療を行う施設のうち、病院より規模の小さいもの。医療法では入院用ベッド数19以下のものをいう。一般には医院と称することが多い。
しんりょうほうしゃせんぎし【診療放射線技師】
⇒放射線技師
しんりょうほうしゅう【診療報酬】
保険診療の際、医療サービスに対し、公的医療保険から病院・診療所など医療機関や調剤を行った薬局に支払われる報酬。検査・手術・投薬などの診療行為や医薬品ごとに決まっている公定価格から算出して支払われる出来高払い方式、一定範囲の診療行為の報酬を定額で支払う包括払い報酬などがある。出来高払い方式の公定価格は点数で表示され、原則として2年に一度改定される。 [補説]国民の約4割が加入する国民健康保険は市町村(特別区)が保険者(経営の主体)であるため、診療報酬の増額は地方財政を圧迫することになる。一方、地方の医師不足や医療機関の疲弊が深刻化しており、診療報酬の引き上げを求める声もある。また、診療報酬は、手術や検査などの「本体部分」と「薬価部分」の二つに分類して改定が議論されている。
出典:青空文庫
・・・く、二階の部屋で白い診療衣を着た医者が黙々と立ち働いているのが見・・・ 織田作之助「アド・バルーン」
・・・のは九月の十二日だ。新涼の秋気はすでに二階の部屋にも満ちて来た。・・・ 島崎藤村「秋草」
・・・、この健忘症に対する診療を常々怠らないようにしてもらいたいと・・・ 寺田寅彦「天災と国防」