じゃこうねずみ【麝香鼠】
トガリネズミ科の哺乳類。ジネズミに似て、吻 (ふん) が長い。体側の臭腺から悪臭を出す。東南アジアに分布。日本では鹿児島・沖縄などでみられる。
じゃこうのう【麝香嚢】
ジャコウジカの雄の生殖器の近くにあって、麝香腺からの分泌液を入れておく袋状のもの。鶏卵大で、繁殖期にだけみられ、麝香の原料にされる。ジャコウネコでは雌雄ともあり、霊猫香 (れいびょうこう) の原料にされる。
じゃこうのま【麝香の間】
1 宮中の一室の名。表御殿の中にある。 2 京都御所の一室の名。小御所 (こごしょ) の廊下の左にあり、将軍が参内したとき、ここに祗候 (しこう) した。
じゃこうのましこう【麝香の間祗候】
旧制で、華族・親任官および維新に功労のあった者に与えられた資格。麝香の間に祗候し、天皇の相手などをした。
じゃこうひつじ【麝香羊】
ジャコウウシの別名。
じゃこうぼね【麝香骨】
扇の骨を丁子 (ちょうじ) ・沈香 (じんこう) などで煮て、芳香をこめたもの。
じゃこうゆ【麝香油】
麝香入りの芳香油。
じゃこうれんりそう【麝香連理草】
スイートピーの別名。