すえるとは？意味・読み方・使い方

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意味
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す・える〔すゑる〕【据える】
の解説

［動ア下一］［文］す・う［ワ下二］

１物を、ある場所に動かないように置く。「大砲を—・える」「三脚を—・える」

２建造物などを設ける。「本陣を—・える」「関所を—・える」

３位置を定めて人を座らせる。「上座に—・える」

４ある地位や任務に就かせる。「部長に—・える」「見張りに—・える」

５心をしっかりと居定まらせる。「度胸を—・える」「腹を—・える」

６厳しい視線を置きつづける。「目を—・える」

７灸 (きゅう) をする。「灸を—・える」

８捺印 (なついん) する。「印を—・える」

９鳥などを止まらせる。
1. 「矢形尾の真白の鷹をやどに—・ゑ掻 (か) き撫 (な) で見つつ飼はくし良しも」〈万・四一五五〉

10 植えつける。
1. 「世の中の常の理 (ことわり) かくさまになり来にけらし—・ゑし種から」〈万・三七六一〉

[補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→据 (す) ゆ

類語

下接句

す・える【^×饐える】
の解説

［動ア下一］［文］す・ゆ［ヤ下二］飲食物が腐って酸っぱくなる。「御飯が—・える」「—・えたにおい」

出典：デジタル大辞泉（小学館）

すえるの例文(26)

出典：青空文庫

･･･かずに、机の側へ腰を据えると、さも大事件でも起ったように、小さな声･･･芥川竜之介「お律と子等と」
･･･がてその眼を私の顔に据えると、低いながらも力のある声で、『どうもし･･･芥川竜之介「開化の良人」
･･･の翠に、水晶の鎧を揺据える。　蝉時雨が、ただ一つになって聞えて、清･･･泉鏡花「瓜の涙」

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