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すく とは？ 意味・読み方・使い方

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す‐く【▽秀句】
の解説

《「す」は「しゅう」の直音表記》「しゅうく（秀句）」に同じ。

「いみじき—のたまへる人なり」〈大鏡・伊尹〉

す・く【好く】
の解説

［動カ五（四）］

  1. １ 人や物事に心が引きつけられる。魅力を感じる。このむ。「だれからも—・かれる」「かけ事はどうも—・かない」

  1. ２ 恋愛感情をいだく。「—・いて—・かれて一緒になる」「—・いたどうし」

  1. ３ 風流の道に心を寄せる。

    1. 「よき人はひとへに—・けるさまにもみえず、興ずるさまも等閑 (なほざり) なり」〈徒然・一三七〉

  1. ４ 好色である。多情である。

    1. 「—・きたる罪重かるべし」〈源・帚木〉

類語
関連語

す・く【▽助く】
の解説

［動カ下二］「すける」の文語形。

す・く【▽空く】
の解説

［動カ五（四）］《「透く」と同語源》

  1. １ ある空間を満たしていた人や物が少なくなって、あきができる。まばらになる。減る。「がらがらに—・いた電車」「道路が—・く」

  1. ２ 空腹になる。「腹が—・く」

  1. ３ （「胸がすく」などの形で）つかえていたものがなくなり、すっとする。心がはれる。「胸の—・く思い」

  1. ４ （「手がすく」の形で）当面することがなく、ひまができる。ひまになる。「手が—・いたら手伝ってくれ」

類語

す・く【▽食く】
の解説

［動カ四］食べる。食う。特に、食物を水などで流しこむ。飲み込む。
  • 「塩絶ちて、木の実、松の葉を—・きて」〈宇津保・あて宮〉

す・く【▽剝く】
の解説

［動カ五（四）］薄く切る。薄く削り取る。そぐ。「皮を—・く」
[可能]すける［カ下一］

す・く【透く】
の解説

［動カ五（四）］

  1. １ すきまが生じる。「板戸の合わせ目が—・く」

  1. ２ 物を通して、中や向こう側が見える。「川底まで—・いて見える」

  1. ３ 物の間を通り抜ける。「木の間を—・いて光が漏れる」

す・く【×梳く】
の解説

［動カ五（四）］《「透く」と同語源》

  1. １ 櫛 (くし) などで髪をとかす。くしけずる。「髪を—・く」

  1. ２ 理髪の技術の一。はさみなどで髪の量を少なくする。「前髪を—・いて軽くする」

[可能]すける［カ下一］
類語

す・く【▽結く／▽編く】
の解説

［動カ五（四）］糸で網などを編む。「漁網を—・く」
[可能]すける［カ下一］

す・く【×漉く／▽抄く】
の解説

［動カ五（四）］《「透く」と同語源》

  1. １ 溶かした原料を簀子 (すのこ) の上に薄くのばし敷いて紙をつくる。また、パルプなどを原料にして紙をつくる。「紙を—・く」

  1. ２ 紙のように薄いものをつくる。「海苔 (のり) を—・く」

[可能]すける［カ下一］

す・く【×鋤く】
の解説

［動カ五（四）］《「透く」と同語源》

  1. １ 鋤 (すき) ・鍬 (くわ) などで田畑の土を耕す。「田を—・く」

  1. ２ 根こそぎにする。取り除く。

    1. 「奸を—・きてこれを懲 (こ) らし」〈染崎延房・近世紀聞〉

[可能]すける［カ下一］
類語
関連語

すく【▽宿】
の解説

⇒しゅく

出典：デジタル大辞泉（小学館）

すく の例文(63)

出典：青空文庫

  • ･･･子供だから、余程運が好くないと、――」　遠藤の言葉が終らない内に･･･ 芥川竜之介「アグニの神」

  • ･･･けれど、気分は大へん好くなったよ。」――母自身もそう云っていた。･･･ 芥川竜之介「お律と子等と」

  • ･･･前へ倒れて、膝頭を摺剥くと云う騒ぎです。いや、もう少し起き上るの･･･ 芥川竜之介「妖婆」

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