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連語《打消しの助動詞「ず」の連用形+係助詞「は」》
  1. 打消しの順接仮定条件を表す。もし…なかったら。

    1. 「ま梶 (かぢ) 貫 (ぬ) き舟し行か—見れど飽かぬ麻里布の浦に宿りせましを」〈・三六三〇〉

  1. …(し)ないで。

    1. 「立ちしなふ君が姿を忘れ—世の限りにや恋ひ渡りなむ」〈・四四四一〉

[補説]中世で「ずわ」と発音したが、室町末期以降、音変化して「ざ」としても用いられた。下に推量・願望を表す語を伴うことが多い。1は、中世以降「ずんば」、近世以降「ずば」の形をもとる。
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