せいなんせんそう【西南戦争】
明治10年(1877)、西郷隆盛らが鹿児島で起こした反乱。征韓論に敗れて帰郷した西郷が、士族組織として私学校を結成。政府との対立がしだいに高まり、ついに私学校生徒らが西郷を擁して挙兵、熊本鎮台を包囲したが、政府軍に鎮圧され、西郷は郷里の城山で自刃した。明治維新政府に対する不平士族の最後の反乱。西南の役。
せいなんドイツがくは【西南ドイツ学派】
新カント学派の一。カントの批判主義を価値論的方向で展開し、歴史科学・文化科学の基礎づけを試みた。西南ドイツで活躍したウィンデルバント・リッケルト・ラスクなどが代表者。西南学派。バーデン学派。
せいなんにほん【西南日本】
日本列島を糸魚川 (いといがわ) 静岡構造線で二分したときの西側の部分。中央構造線により内帯・外帯に分けられる。→東北日本
出典:青空文庫
・・・がら、わざと簡単に「西南戦争を問題にするつもりです」と、こう答え・・・ 芥川竜之介「西郷隆盛」
・・・後半において、日本の西南部は、大抵天主教を奉じていた。デルブロオ・・・ 芥川竜之介「さまよえる猶太人」
・・・耶山は武庫郡六甲山の西南に当りて、雲白く聳えたる峰の名なり。山の・・・ 泉鏡花「一景話題」