せんまいがん【千枚岩】
変成岩の一。泥質岩起源の細粒で薄くはがれやすい岩石。石英・絹雲母 (きぬうんも) ・黒雲母・緑泥石などが主成分。低温の広域変成作用でできたもので、変成の程度は粘板岩と結晶片岩との中間。
せんまいづけ【千枚漬(け)】
1 塩漬けした聖護院かぶらの薄切りを、昆布・みりん・唐辛子などで漬けた漬物。京都の名産。《季 冬》「うすら氷 (ひ) の—を切にけり/孝作」 2 シソの葉を重ねて味噌などで漬けたもの。宮崎県の名産。 [補説]1は、聖護院かぶら以外のカブやダイコンなどを薄切りにして酢漬けにしたものについてもいう。
せんまいどうぐ【千枚道具】
折紙千枚の骨董 (こっとう) 価値がある道具。刀剣の場合折紙1枚は1両に相当する。千枚物。「此の無疵 (きづ) —なり」〈浮・諸艶大鑑・四〉
せんまいどおし【千枚通し】
錐 (きり) の一。何枚も重ねた紙を刺し通して穴をあけるのに用いる。
せんまいばり【千枚張り】
1 いく枚も張り重ねていて厚いこと。 2 《「面 (つら) の皮千枚張り」の略》非常にあつかましいこと。ずうずうしいこと。
せんまいだ【千枚田】
たくさんの小さな棚田が並んだもの。