そうぼうきん【僧帽筋】
後頭部から背中の正中線に沿って始まり、左右の鎖骨・肩甲骨に終わる菱形の筋肉。肩の運動に関与。名は、カプチン修道会士のかぶる長頭巾に形が似ることによる。
そうぼうてきちかく【相貌的知覚】
生命のないものにも人間と同様な感情があり、表情があると感じること。太陽が笑ったり、月が悲しげにうなだれたりしていると感じるなど。
そうぼうべん【僧帽弁】
心臓の左心房から左心室への間にある弁。2枚からなり、血液の逆流を防ぐ。二尖弁 (にせんべん) 。左房室弁。 [補説]左心房が収縮するときに開いて左心室へ血液を送り込み、左心室が収縮するときに閉じて左心房への血液の逆流を防ぐ。
そうぼうべんきょうさくけんへいさふぜんしょう【僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症】
心臓弁膜症の一つ。僧帽弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症が同時に起きた疾患。
そうぼうべんきょうさくしょう【僧帽弁狭窄症】
心臓弁膜症の一。僧帽弁口が狭くなり、左心房が収縮するときに、左心房から左心室へ血液が十分に送り出されなくなる疾患。左心房に血液がたまり、心房細動を起こしたり、血栓ができやすくなる。また、肺から左心房に血液が流れにくくなるため、肺が鬱血 (うっけつ) し肺水腫を起こすことがある。初期には息切れ・手足の冷えなどの自覚症状があり、重症になると心不全・脳梗塞などを発症する。MS(mitral stenosis)。
そうぼうべんへいさふぜんしょう【僧帽弁閉鎖不全症】
心臓弁膜症の一つ。左心室が収縮するときに、僧帽弁が完全には閉じなくなり、左心室から左心房へ血液が逆流する疾患。重症になると心不全を引き起こす。MI(mitral insufficiency)。MR(mitral regurgitation)。
そうぼうしつにん【相貌失認】
家族や友人などよく知っている人の顔を見ても、それが誰であるかわからない状態。ただし、声や体格、服装など顔以外の特徴によって人物を特定することができる。後頭葉から側頭葉にかけての障害によって起こる。