さい

[名]仏語。二つのものが互いに表裏の関係にあって分離できない状態
[副]ただちに。すなわち。「言われたら—実行する」
[接]前者後者とが同じであることを表す語。とりもなおさず。すなわち。「学者—教養人とは言えない」
  1. 束ねたものを数える単位。稲など、10把をひとまとまりとしたもの。また、半紙10帖、すなわち200枚を1束という。「薪 (まき) 五—」

  1. 矢の長さを測る単位親指を除いた4本の指の幅を1束という。

    1. 大矢と申す定の物の、十五—におとってひくは候はず」〈平家・五〉

むすこ。子息

「君の処 (とこ) の—もはやく洋学をまなばせなせえ」〈魯文安愚楽鍋

仏語。

  1. 感覚器官である根と、対象物である境と、認識する心である識とが結びついたときに生じる精神作用。

  1. 十二因縁の一。生まれて2、3歳までの、まだ接触感覚だけのころとする。

  1. 六境の一。接触によって感覚される対象

《「しょく」の直音表記官職職務

「さやうの事しげき—には」〈・澪標〉

[動カ四]遠く離れる。遠ざかる。
    1. 「雲離れ—・き居りとも我忘れめや」〈・下・歌謡

[動カ下二]遠く離す。遠ざける。
    1. 「赤見山草根刈り—・け合はすがへ争ふ妹 (いも) しあやにかなしも」〈・三四七九〉

[接尾]助数詞。両足に履くひとそろいの物を数えるのに用いる。「靴二—」
[接尾]助数詞。列挙したきまりなどを数えるのに用いる。「会規の第三—」

出典:青空文庫

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