たいまし【大麻糸】
アサの繊維から作った糸。
たいまでら【当麻寺】
奈良県葛城 (かつらぎ) 市にある高野山真言宗および浄土宗兼宗の寺。正称は二上山禅林寺。推古天皇20年(612)聖徳太子の弟の麻呂子 (まろこ) 王が河内 (かわち) に建立した万宝蔵院を、天武天皇10年(681)役小角 (えんのおづの) が移転、改称したという。奈良時代建造の東塔・西塔をはじめ国宝・重文多数を所蔵。
たいまとりしまりほう【大麻取締法】
麻薬の原料となる大麻およびその製品の栽培・所持・譲渡・使用などを取り締まる法律。昭和23年(1948)施行。薬物四法の一。
たいまのけはや【当麻蹴速】
垂仁天皇時代の力持ちで、相撲の祖とされる人。大和国当麻の住人。朝廷に召されて、野見宿禰 (のみのすくね) と力比べをし、肋骨 (ろっこつ) を折って死んだとされる。
たいままんだら【当麻曼荼羅】
当麻寺に伝わる阿弥陀浄土変相図。観無量寿経に基づくもので、縦横約4メートル。天平宝字7年(763)藤原豊成の娘法如(中将姫)が蓮糸で織ったという伝説があるが、実際は絹糸の綴 (つづ) れ織り。鎌倉時代以降、模本が多く作られた。
たいままんだらえんぎ【当麻曼荼羅縁起】
鎌倉中期の絵巻。2巻。当麻曼荼羅の製作にまつわる説話を描いたもの。鎌倉市光明寺蔵。
たいまもの【当麻物】
鎌倉中期、当麻寺付近に住んでいた刀工の作った刀。国行・国清など。
たいまゆ【大麻油】
アサの種子から採取した油。ペンキ・ワニス・石鹸 (せっけん) などの原料とするほか、灯油としても用いる。あさのみあぶら。
たいまれき【大麻暦】
毎年、伊勢神宮の神宮司庁から発行されるこよみ。
たいまけんきゅうしゃめんきょ【大麻研究者免許】
大麻取締法に基づいて、研究を目的として大麻草を栽培または大麻を使用する者に対して、都道府県知事が与える免許の通称。→大麻栽培者免許