高きに登るは必ず低きよりす
《「書経」太甲下から》物事を進めるには順序があり、まず手近なところから始めなければならないことのたとえ。
高く付く
安いものを買ったつもりが、後日の出費でかえって高いものになってしまう。「結局、—・いてしまった」
たかいきとう【高井几董】
[1741〜1789]江戸中期の俳人。京都の人。名は小八郎。別号、晋明・春夜楼など。与謝蕪村 (よさぶそん) の高弟で、のち夜半亭3世を継いだ。編著「其雪影」「あけ烏 (がらす) 」、句集「井華 (せいか) 集」など。
たかいこうざん【高井鴻山】
[1806〜1883]幕末・明治初期の陽明学者。信濃の人。本名、市村健。京都で梁川星巌 (やながわせいがん) に、江戸で佐藤一斎に師事。攘夷 (じょうい) 論・公武合体論を唱えた。明治維新後、東京・長野に高矣義塾 (たかいぎじゅく) を開いた。
たかいゆういち【高井有一】
[1932〜2016]小説家。東京の生まれ。本名、田口哲郎。共同通信社勤務のかたわら、立原正秋 (たちはらまさあき) らと同人誌「犀 (さい) 」を創刊。「北の河」で芥川賞受賞。他に「この国の空」「夜の蟻 (あり) 」「高らかな挽歌」「時の潮 (うしお) 」など。日本芸術院会員。
たかいらんざん【高井蘭山】
[1762〜1839]江戸後期の読本 (よみほん) 作者。江戸の人。名は伴寛。通称、文左衛門。作「絵本三国妖婦伝」「星月夜顕晦録 (ほしづくよけんかいろく) 」など。