姓氏の一。
たかはしおさむ【高橋治】
[1929〜2015]小説家。千葉の生まれ。映画監督を経て執筆活動に入り、戯曲・小説を手がける。伝記物の他、叙情的な恋愛小説でも広い読者層を得る。「秘伝」で直木賞受賞。他に「絢爛 (けんらん) たる影絵」「派兵」「風の盆恋歌」など。
たかはしおでん【高橋お伝】
[1851〜1879]夫殺しその他の悪事を重ね、明治初期に処刑された女性。群馬の生まれ。その行状は仮名垣魯文「高橋阿伝夜叉譚 (やしゃものがたり) 」、河竹黙阿弥「綴合於伝仮名書 (とじあわせおでんのかなぶみ) 」などに脚色された。
たかはしかげやす【高橋景保】
[1785〜1829]江戸後期の天文学者。大坂の人。至時 (よしとき) の子。字 (あざな) は子昌。号、観巣。書物奉行兼天文方筆頭として語学・地理学を修め、伊能忠敬 (いのうただたか) の測量事業を監督、「大日本沿海輿地全図」を完成。のち、シーボルト事件の主犯として捕らえられ獄死。
出典:青空文庫
・・・うと、同じ拗者仲間の高橋由一が負けぬ気になって何処からか志道軒の・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」
・・・ど、そのとき、小田と高橋が、釣りざおとバケツを下げて達ちゃん兄弟・・・ 小川未明「ペスをさがしに」
・・・あんまりひどすぎる。高橋お伝ならまだしも……」と真面目に忠告して・・・ 織田作之助「世相」