《文語の断定の助動詞「たり」の連体形》

  1. 資格を表す。…であるところの。「学生たるもの、勉強すべきである」

  1. 取り上げた事柄を、強調して、説明する意を表す。「その表情たるまさしく鬼そのものであった」

[補説]文章語的表現に用いられる。

酒・醤油などを入れて蓄えたり、持ち運んだりするための木製の容器。たがでしめた円筒状のおけの形をし、固定したふたがある。「酒 (さか) ―」

[動ラ五(四)]

  1. 足りる」に同じ。「配慮が―・らぬ」「一見するに―・る」

  1. 満足する。「―・るを知らざる者は富むといえども貧し」

[動ラ四]
  1. 物の末端が下方へさがる。たれさがる。

    1. 「あさましう高うのびらかに、先の方少し―・りて」〈・末摘花〉

  1. したたる。流れおちる。

    1. 「父の命はたくづのの白ひげの上ゆ涙―・り嘆きのたばく」〈・四四〇八〉

[動ラ下二]たれる」の文語形。
[補説]中世初期に「垂らす」が用いられるようになり、他動詞としては下二段の「垂る」と併用されるようになった。その影響で自動詞のほうにも変化が生じ、自動詞の四段「垂る」はしだいに用いられなくなった。現代では自動詞としては「垂れる」、他動詞としては「垂れる」と「垂らす」がある。

出典:gooニュース

出典:青空文庫