胆が据わる
物事に恐れたり驚いたりせず、大胆になる。きもがすわる。「—・った人物」 [補説]「胆が座る」と書くのは誤り。
胆斗の如し
《「蜀志」姜維伝から》きもが一斗升のようである。非常に大胆であることのたとえ。
胆は大ならんことを欲し心は小ならんことを欲す
《「旧唐書」孫思邈伝から》人は、度胸は大きく、注意は細かでありたいものである。→胆大心小 (たんだいしんしょう)
胆を奪う
人を驚かしてきもをつぶさせる。「口で言わんでも行為で見付けて、昇の—・って」〈二葉亭・浮雲〉
胆を練る
物事に動じないように、精神力を鍛える。「—・って度胸を養う」
短を舎て長を取る
《「漢書」芸文志から》欠点や短所を除いて、美点や長所を参考とし、取り入れる。
端を発する
それがきっかけになって物事が始まる。「領土問題に—・した紛争」