1. 年長であること。目上であること。また、その人。「—に敬意を払う」

  1. 律令制で、毎日出仕する官の総称。交替で勤務する番上 (ばんじょう) に対していう。長上官。

長く連なって築かれた城。特に、万里の長城のこと。

[名](スル)
  1. 幾重にも重なること。

    1. 峰巒—して長く飛騨越中越後の境に亘り」〈木下尚江良人の自白

  1. この上もなく満足なこと。大変喜ばしいこと。感動詞的にも用いる。頂上

    1. 「あすの喜び、お家の為にも—じゃ」〈逍遥桐一葉

[ト・タル][文][形動タリ]幾重にも重なっているさま。「見渡すかぎり—たる山並み」
  1. 山などのいちばん高いところ。いただき。「富士山の—に立つ」

  1. 最高状態に達していること。絶頂にあること。「景気が—に達する」

  1. 最高地位、また、その人。「財界の—会談

  1. 重畳 (ちょうじょう) 2」に同じ。

    1. 「誰も怪我が無うて—や」〈上司・太政官〉

  1. 順番に回して用件を伝える書状。まわしぶみ。回文回状

    1. 「山(=比叡山)へも奈良(=興福寺)へも—をこそ送りけれ」〈平家・四〉

  1. 国から国への書状国書

    1. 「この度は、いと苦々しう、—とかや持ちて参れる人などありて」〈増鏡・老のなみ〉

出典:青空文庫

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