1. 水のしずくが凍って、軒下や山の岩などに棒状に垂れ下がったもの。垂氷 (たるひ) 。 冬》「みちのくの町はいぶせき—かな/青邨

  1. こおり。

    1. 「書き流すあとは—にとぢてけり何を忘れぬ形見とか見む」〈更級

[補説]書名別項。→氷柱
[形動ナリ]つらなるさま。
  • 海人 (あま) の娘子 (をとめ) は小舟 (をぶね) 乗り—に浮けり」〈・三六二七〉

森荘已池 (もりそういち) の短編小説。昭和15年(1940)刊行の作品集「店頭」に収録同年の第12回芥川賞の候補作となる。

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