ていかほう【低価法】
財務諸表に記載する資産の評価基準の一。資産の取得原価と期末の時価を比較し、低い方で評価する。低価法によって簿価を切下げた場合の会計処理として、翌期に評価損を戻し入れる洗替え法と、戻し入れない切放し法がある。→原価法 →時価会計 [補説]以前は、有価証券や棚卸資産の評価基準として原価法と低価法の選択適用が認められていたが、有価証券については、平成12年度(2000)の税制改正により、低価法の適用が廃止された。また、棚卸資産については、会計基準の改正により、平成20年度(2008)から低価法に一本化されている。
ていかはんばい【定価販売】
商品を前もって決めた価格で一律に売ること。独占禁止法により、書籍や新聞など一部の商品を除いて、製造業者が販売店に対して定価での販売を強制することは禁止されている。
出典:青空文庫
・・・から欲しくてならぬ。定価がその時金八十銭と、覚えている。 ・・・ 泉鏡花「国貞えがく」
・・・のウ細い方一挺がア、定価は五銭のウ処ウ、特別のウ割引イでエ、粗の・・・ 泉鏡花「露肆」
・・・、常識にまで、芸術を低下することを意としないらしい。むしろそれが・・・ 小川未明「作家としての問題」