灯滅せんとして光を増す
《「法滅尽経」から》ともしびが消えようとするとき、一瞬その光を増す。物事が滅びる直前に、一時勢いを盛り返すたとえ。
当を得る
道理にかなっている。「彼の—◦得た発言には感心した」
唐へ投げ銀
鎖国以前、朱印船貿易で、海外貿易に投資すること。投機的な投資や無駄な投資のたとえにもいう。「—して仕合はせ」〈浮・二十不孝・三〉
疾うの昔
とっくに過ぎ去った昔。ずっと以前。「問題は—に解決した」「—から決まっている」
薹が立つ
1 野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。 2 盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。「新人というには—・っている」
問うに落ちず語るに落ちる
人に聞かれたときは用心をして秘密をもらさないが、自分から語るときは不用意に口をすべらしてしゃべってしまう。
問うは一旦の恥問わぬは末代の恥
「聞くは一時 (いっとき) の恥、聞かぬは末代の恥」に同じ。
とうつねより【東常縁】
[1401〜1484ころ]室町中期の歌人。美濃国郡上 (ぐじょう) の領主。東野州 (やしゅう) と称した。法名、素伝。尭孝・正徹に歌を学ぶ。古今集の奥義をきわめ、弟子の宗祇に伝えたのが古今伝授の初めとされる。著「東野州聞書」「東野州家集」など。
とうのつねより【東常縁】
⇒とうつねより
とうやしゅう【東野州】
⇒東常縁 (とうつねより)