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[接]《接続助詞「ところが」から》前の事柄から予想されるものと相反する内容を導く。そうであるのに。しかるに。「評判はあまりよくなかったんだ。—見ると聞くとでは大違いだったよ」
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「が」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。
  1. 前述事柄を受けて、それがきっかけとなってある事実確認したりある事態が生じたりする意を表す。…てみると。ところ。「友人を訪ねた—、うまい具合に在宅だった」

    1. 「狸の囃子 (はやし) があると咄 (はなし) をしだした—、女連も茶屋の婆さんもずいぶん請けやしたが」〈滑・八笑人・五〉

  1. 逆接の仮定条件を表す。多く、前述事柄を受けて好ましくない結果を予想するときに用いる。…としても。ところで。「頼んだ—色よい返事期待できない」

    1. 「七円五十銭の家賃主人なんざあ、主人にした—見事主人じゃない」〈漱石・琴のそら音〉

[補説]「ところが」は近世後期以降用いられた。2は現代語では「ところで」を用いるのが普通
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