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とい」の音変化。

語素格助詞「の」を伴って連体詞のように用いるほか、名詞、時に動詞の上に付いて複合語をつくる。十分に満ち足りていること、豊かなことを表し、ほめる意を添える。「—の年」「—の明け」「—あしはら」「—御酒 (みき) 」
連語《格助詞「と」+間投助詞「よ」》
  1. (多く「だとよ」の形で)他から伝え聞いた意を表す。揶揄 (やゆ) する意を含むこともある。…ということだよ。…だそうな。「夜中に地震があったんだ—」

    1. 「あれは鶴賀新内の元祖家元だ—」〈滑・浮世風呂・四〉

  1. 「と」の上の引用内容に対して、念を押す意を表す。…ということだよ。…と思うよ。

    1. 「やよやまて山ほととぎすことづてむわれ世の中にすみわびぬ—」〈古今・夏〉

  1. (「かとよ」の形で)不確かな断定を表す。…と思うがなあ。…だろう(か)。

    1. 「また、同じころか—、おびたたしく大地震 (おほなゐ) ふること侍りき」〈方丈記

  1. 感動詠嘆を表す。…ということよ。

    1. 「さま悪 (あ) し—。さまであるべきことか」〈宇治拾遺・一〉

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